幸せ軸の経営サポート
私たちが提供している価値は会計チェック・税務申告ではありません。
正しい経営の「あり方」をベースとし、
その土台の上に手段である数字の正しい作り方・読み方・活かし方をご理解いただく。
つまり、経営の目的(関わる人の幸せ)の実現に向け、正しい優先順位とバランスで歩みを進めていくお手伝いをすることです。
具体的には、経営のあり方・経営哲学を「経営実践書」や「フィロソフィ」として可視化し、それを基に毎月作成する「幸せ軸の月次決算書」で確認しながら進んでいく。いわゆる幸せ循環PDCサイクルの構築です。
このPDCサイクルを、正しく実行できている企業は多くありません。
それは、そもそも正しいあり方に裏付けされた「Plan(計画)」がなく、そればかりか、月次で数値を把握できていないなど、数字をおろそかにしているため、当然正しい「Do(実践)」も「Check(評価・学習・反省・改善)」もできていないためです。
あり方が正しく定まり深めていけば、そのために正しいやり方や数字目標はおのずと見えてきます。
経営とは変えること。いい経営とはいい方向へ変えていくこと。
人として正しいあり方がベースの数字目標があることで、最善の今を作り、評価・学習・反省・改善をしながら、人も経営もいい方向へと少しずつ変えていけるのです。
経営で最も大切なのは「いい社風づくり」
「いちばん大切なことは、いちばん大切なことを、いちばん大切にすることである」
7つの習慣で有名なスティーブン・R・コビーさんの言葉です。
それでは、
経営においていちばん大切なこととは何でしょうか?
そのいちばん大切なことを常にいちばん大切にして経営をできているでしょうか??
私たちは、経営で最も大切なことを「いい社風づくり」と定義しています。
経営の目的である、社員とご家族をはじめとする、かかわる方々が幸せを実感する社風づくり。
”
荒んだ心の集団で成り立っている会社くらい、悲惨なものはありません。
いくら高収益を上げていようが、新聞紙上でもてはやされていようが、そんな会社を私はよい会社だとは思いません。
当然、会社にとって利益も大事ですが、社風を犠牲にしてまで得た利益では意味がありません。
もちろん会社には、就業規則があります。
しかし、社員が就業規則で動いている実態はありません。
ほとんど、社風で動いています。
したがって、社風をよくしなければ、絶対、会社はよくなりません。
”
とは、イエローハット創業者 鍵山秀三郎の言葉です。
経営で最も大切なことは「いい社風」をつくること。
人が幸せを実感するいい社風をつくるために心血を注ぐことこそが経営者として最も大切な仕事になります。
それでは、あなたが考えるいい社風とはどんな社風でしょうか?
・思いやり溢れる社風
・助け合い支え合う社風
・穏やかで優しい社風
・社員が自ら人間的に成長し続ける風土
・・・などなど、色々と浮かんでくるでしょう。
人の心が優しくなり、そして人間的に成長していく、この温かい社風は
1.弱者に対する会社の姿勢
2.地域社会に対する会社の姿勢
3.危機に直面したときの会社の姿勢
に大きく表れると確信しています。
社風づくりは土づくり。
土づくりを怠ると食物が育たないように、社風づくりを怠ると死に至るほど大切なものだと考えています。
いい社風づくり、そして、いい社風を維持し、さらにいい社風へと進み続けることが
企業経営にとって最も大切なことになります。
経営理念とは「いい社風とは何か」を言葉にしたもの
経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんは「会社経営に成功する3つの条件」をこう表現されています。
”
一つは絶対条件で、経営理念を確立すること。
これができれば経営は50%は成功したようなものである。
二つは必要条件で、一人ひとりの能力を最大限に生かす環境をつくること。(社風づくり)
これができれば経営は80%成功である。
三つは付帯条件で、戦略戦術を駆使すること。これを満たせば経営は100%成功する。
”
つまり、会社が成功するのは「経営理念」と「いい社風」だとおっしゃっているのです。
さらに言えば、いい社風は、そこにいる一人ひとり人がつくるもの。
そう考えると
会社経営とは、人として正しい経営理念・経営哲学を確立し、それを一人ひとりの「人」が実行することです。
会社は「経営理念」と「人」でできている。といっても過言ではありません。
幸せ軸の経営とは?
私たちが考える幸せ軸の経営は、関わる人全員が幸せを実感する経営です。
その順番は
1.社員とご家族
2.社外社員(協力業者様)とご家族
3.地域社会(とりわけ社会的に弱き方々)
4.お客様
5.株主などの関係先
だと考えています。
この中で最も大切な社員とご家族、そして社外社員とご家族の幸せを追求していくと・・・
社員が働く地域とのかかわりが大切だと自然と気づくようになります。
それは、社員とご家族が暮らす地域あっての幸せであり、地域社会の幸せは社員とご家族の幸せに直結するからです。
社員とご家族、社外社員とご家族、そして地域社会。
この3つを大切にすることで初めて、事業が成立する。
お客様も地域社会の一員です。
この大前提の上に初めてお客様が存在し、だからこそお客様が、本当に大切にされていると実感することでしょう。
また、大切なのはその「目線」です。
経営者・会社が「社員を大切にする」という上から目線ではなく、社員をはじめとする、かかわる人が大切にされていると「実感する」こと。
ここを間違ってしまうと、いつまでたってもかかわる方々が幸せを実感することはあり得ないと断言できます。
幸せ軸の経営と価値経営(非価格経営)
遠きをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有なり
近くをはかる物は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す
言わずと知れた、二宮尊徳の言葉です。
それでは、どのように人を大切にしながら、手段である利益を上げていけばいいのでしょうか。
私たちは、関わる人が誰も犠牲にならずに永続的に幸せを実感できる経営は、独自の価値を生み出す「価値経営(非価格経営)」しかない。と考えています。
値決めは企業経営の命であり良心、そして、根幹である。
価格は人が生み出す付加価値であり、価値を無視した価格破壊はその付加価値である「人」の否定になります。
つまり、価格競争でかかわる人全体が幸せを実感する経営は不可能になります。
どんなに苦労することになろうとも、他者に依存、追随せず、自分の頭で考え、自分の足で歩き続ける。
そんな姿勢を貫く経営者やリーダーのいる会社は持続的に成長するのです。
ただし・・・
どんなに素晴らしい独自の価値へ向かっていこうとしても、社風が悪ければ正しく実行されません。
それは、価格競争は他社との闘いですが
非価格の新しい価値は、昨日の自社と決別し価格競争という甘えに立ち向かう自分との闘いだからです。
幸せ軸の経営を志し、
「もう価格で闘わない」という強い覚悟と強い決意を抱き、
遠きをはかり、ゆっくりと、そして着実に、価格競争型経営と段階的に決別していきましょう。
数字をおろそかにしないこと
さて、ここまでお伝えしてきて、やっと数字に移ります。
これは、人として正しい経営哲学の上に数字がなければ、人を不幸にする間違った数字の使い方になってしまうからです。
私たちの幸せ軸の経営は、利益はご褒美、利益は正しい経営をした結果だからと、決して数字をおろそかにする経営ではありません。
私たちは、数字をおろそかにしないことが、正しい経営をするためには絶対に欠かせないことだと考えています。
それは、数字をおろそかにせず、数字を正しく理解し、正しく使うことで、数字に表れないもっと大切なことが見え、幸せ軸の経営がさらに加速していくからです。
「数字は手段」手段としての数字に囚われないために
私は経営者として数字をおろそかにしていない!
では、数字に囚われていないでしょうか??
「囚」という漢字の通り、数字に囚われていると、人が手段になり管理の対象になるため、幸せを実感することはあり得ません。
数字をおろそかにせず、かつ、数字に囚われない。
このバランス感が幸せ軸の経営にとって大変重要なポイントとなります。
幸せ軸の数字の使い方
私たちは、いい会社になる一丁目一番地は数字を公開すること。だと考えています。
会社は経営者のものではなく、社会の公器である。
公明正大に人として正しい経営を行うところから、かかわる方々の幸せも、経営の迫力も生まれます。
しかし、何の理解もないまま、ただ公開しても決してうまくいきません。
そのためのポイントとして
1.数字への理解を深める
2.数字との距離を縮める
3.楽しく
が大事だと考え、私たちはお客様の社員への数字の勉強会等にも積極的に取り組んでいます。
数字をおろそかにせず、かつ、数字に囚われず。
そして、数字を人の心が育まれ、人が活き、一人ひとりが輝く優しい社風になる・・・
人が幸せを実感するために使うことができれば最高と考えています。
幸せ軸のPDCサイクルでこそ実現できる経営の目的
経営の目的を正しく定め、人として正しい経営哲学を可視化し、
いちばん大切なことを常にいちばん大切にしながら、
周囲と闘い続ける不安定な道ではなく、昨日の自社と闘い続ける価値経営で、安定で前向きな、そして多くの人の幸せに貢献し、喜ばれる会社になる。
そのために、数字をおろそかにせず、かつ数字に囚われず、さらに人が幸せを実感するために活かし続ける。
結果として
この会社で働けてよかった
この会社のお客様でよかった
この会社が地域にあってよかった
と言っていただける会社を一緒に作っていきましょう。
100人いても、10人だけが幸せな会社ではなく
10人でも10人全員が幸せな会社を目指す。
これが私たちの決意です。
正しい目的を定め、正しい手段でかかわる方の幸せを実現できるよう
私たちが全力でお手伝いいたします!