Vol.2485 福島市・クラロンさまの「一人を疎かにしない」経営

 

お元氣さまです。

 

 

先日伺った

福島県福島市のクラロンさまで

 

数え年100歳を迎えた、田中須美子会長のお話を聞くことができました。

 

田中会長は何度かお会いしておりますが

本当にお元氣で今も毎日会社に出社。

 

お話をすると年齢のことなど完全に忘れてしまいます。

 

 

そんなクラロンの創業者は故・田中善六さん。

田中会長のご主人さまです。

 

田中会長は善六さんのことを

神様のような人だと表現されますが

 

善六さまが大切にされていたことの一つに

 

「一人を疎かにしない」

 

というものがあります。

 

 

「一人を疎かにしない」

 

 

言葉ではわかっているものの

 

今回、その言葉を強烈に印象付けるエピソードを

田中会長がお話しされていました。

 

 

クラロンさまの特徴の一つに障がい者雇用があげられます。

 

なんとその雇用率は30%超え。

 

工場を見学させていただくと

 

障がい者の働く場を残すために

あえて効率化していない作業があるなど

 

その優しさは随所にあらわれています。

 

 

そんなクラロンさまですが

田中会長は一つ悩みがある、とおっしゃいます。

 

なんだろう・・・と思って聞いていると

 

ほぼ毎年採用をしている障がい者を

ここ3年は採用できていないとのこと。

 

お話を聞いているとその理由が

私の中では衝撃的でした。

 

 

3年前に採用した障がいを持っている子。

 

暴れたり大声を出したり、

問題が多く、なかなか成長しないそうです。

 

この子が成長する前に次の子を採用すると

この子が見捨てられたと思ってしまう。

 

・・・と田中会長は優しい眼差しでおっしゃいます。

 

 

続けて

 

聖書に出てくる「羊飼いが見失った一匹の子羊」のお話をしてくださいました。

 

百匹の羊を飼っている羊飼いが

そのうち一匹がもしいなくなったら

 

残りの九十九匹を残して、その一匹を見つけるまで捜し歩く。

 

という例えです。

 

 

このお話は

 

罪人が一人でも悔い改めるなら

悔い改めを必要としない九十九人よりもまさる喜びがある

 

という趣旨だったと記憶していますが

 

 

九十九人を疎かにするということは全くなく

 

誰一人として疎かにしない

 

中でも、最も弱き人、

助けを必要としている人を決して疎かにしないことだと、

 

田中会長のお話を聞いて感じました。

 

 

この話を聞いて思い出すのが

伊那食品工業の前会長・井上修さんです。

 

これは私が経験したわけではなく

友人から聞いた話ですが

 

人財塾の講義の中で井上会長が

 

ある社員が辞めると知り

電話をして連絡を取り、会いにいったり

どうして辞めるのか、辞めないで残ってくれないか

 

とかなり深入りした、というお話をしたそうです。

 

そのことに対して懇親会の場で知人が

 

「なぜそれほど本気になれるのですか?」

 

と軽い気持ちで聞いたところ

井上会長は持っていたおしぼりを投げ、激怒。

 

 

驚く知人に井上会長は

 

あなたは、自分の家族が家を去ると言っているのに

理由も聞かず平気で、何もせずにいられるのか??

 

(少し言葉の表現を柔らかくしています)

 

と顔を真っ赤にしておっしゃったとのこと。

 

友人は自分の失敗談だと

笑ってお話をしてくださいましたが

 

「社員は家族」だというのはこういうことだと

お話を聞きながら鳥肌が立ったことを思い出します。

 

 

今回、田中会長のお話を聞き

感動で心が震え、涙が止まりませんでした。

 

 

この会社を通して

どれだけの方とかかわることができるかはわかりませんが

 

一人を絶対に疎かにしない

 

そう心に誓ったことは言うまでもありません。

 

 

それでは

本日も佳き一日を過ごしましょう!

 

鈴木 陽介 拝

 

 

一日一感謝

 

・両親

 いつも気にかけていただき

 ありがとうございます。

・妻

 娘たちのお風呂など

 いつもありがとうございます。

・奈津美さん

 お客さまへ同行していただき

 ありがとうございます。

・筏さま、阿部さま

 貴重なお時間をご一緒していただき

 いつもありがとうございます。

 

【家族日記】

妻 〇歳1か月(2/8生まれ)

長女 8歳9か月(6/9生まれ)

次女 4歳3か月(1/3生まれ)

 

東京から転校生が来た!

 

と長女が教えてくれました。

 

私は転校の経験はありませんが

 

妻のお父さまも転勤族だったので

妻は転校生の気持ちをわかっているはずです

 

転校生がなじみやすいクラスになるように

気遣ってくれると信じています。

 

 

~大切にしている言葉~

 

「人生、今日が初日」

「前へ、前へ」

「一期一会」

「益はなくとも意味はある」

「大きな努力で、小さな成果を」

「人生において2点間の最短距離は直線ではない」

「回り道が人を育てる」

「素直な心に花が咲く」

「志は高く、身は低く、実践は足元から」

「人生はにこにこ顔の命がけ」

「生きよう今日も喜んで」

「面倒だから、しよう」

「小さなことに大きく感謝する」

「終身路を譲るも、百歩を枉げず」

「与えられた枠を使い切らない」

「選んだ道が一番いい道」

「人生で起きることはすべて佳きこと」

「雨の夜でも天には星」

「困難にも感謝する」

「永遠の一瞬」

「微力ではあるが無力ではない」

「積み重ね つみ重ねても またつみかさね」

「ひとつを励めば、すべてが変わる」

「心温かきは万能なり」

「心あるところに宝あり」

「人生は喜ばせごっこ」

「毎日、できるだけ、少しずつ、私が」

「己を愛するは善からぬことの第一也」

「本物は続く、続けると本物になる」

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」

「攀念智を持たない」

「美点凝視」

「自分を守ると弱くなる」

「真に学ぶということは日常生活の変化」(思いやりの行動が増えること)

「コツコツカツコツ」

「できるだけ譲る」

「微差大差」「積小為大」

「凡事徹底」

「人の役に立つことこそ幸せ」

「真の思いやりとは自分にとって大切なものを差し出すこと」

「真の思いやりは見返りを求めない」

「運命は人格のなかにある」

「もし、あなたと同じ考え方の人間が増えれば

 この国はよくなると思いますか?」

「魅は与によって生じ、求によって滅す」

「当たり前のことを当たり前に行い続けることは尊い」

「人の幸せの上に、自分の幸せを築きなさい」

「絶対必然、絶対最善、絶対感謝」

「百歩前進、九十九歩後退。それでも一歩進んでいる」

「無事是貴人」

「わざわざに価値がある」

「人生は心ひとつの置きどころ」

「余生ではなく与生を生きる」

「利他の歩みこそ、より大きな自己実現への道」

「真の強者は弱者にやさしい」

「最も身近な人を幸せにすることは最も難しいことであり
 それ故に最も価値のあることである」

「雨垂れ石を穿つ」

「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」

「不愉快のかわりにほほえみを」

「大海に水一滴」

「高きに灯ともす 人間の高さにともす」

「耳順」

「日本を1ミリでも良くしたい」

「深山の桜」

「喜者皆美」

「一人光る 皆光る 何も彼も光る」

「高きに灯ともす 人間の高さにともす」

「物買って来る 自分買って来る」

「相逢先一咲」

「素直」

「和敬清寂」

「口ではなあ」

「一人仁 一人譲」

「日々是新」

「氣恩・感恩・報恩」

「天下のために十銭を惜しむ」

「人生一書生」「一生生徒」

「大志大忍」

 

岩手県花巻市から

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