Vol.2746 掃除に学ぶ「不染汚」と「無事是貴人」

 

おだやかさまです。

 

 

昨日は土曜日ということで、

いつもはできない場所を重点的に掃除をしました。

 

まずは今週掃除をしながらずっと気になっていた、

中学校の駐輪場に落ちていたマスク。

 

中学校の敷地内ではありますが、歩道からはバッチリ見えており、

いずれ風で飛んでくることは間違いありません。

 

土曜日ということで学生も先生の姿も見えませんでしたので、

サッと入ってサッと拾ってきました。

 

その後歩いていると、小学校の校門の中にもマスクが・・・

 

娘が通う小学校ということもあり、

部外者ではありませんのでこちらもサッと拾います。

 

 

ラストはいつも掃除をしている公園へ。

 

冬の寒い時期ということもあり、

この時期は公園で遊ぶ子どもたちも少なくなりますが、

それでも、毎日掃除をすることで多くの気づきがあります。

 

相田みつをさんの書に

 

正法眼蔵の中に

「不染汚」という語あり

 

迷いしときの

われを支えき

 

というものがあります。

 

以前は素通りしていた言葉ですが、

素心学を学ばせていただいている池田繁美先生の著書「素直な心に花が咲く」の中に、

同じく「不染汚(ふぜんな)」という言葉が出てきたため、意識するようになりました。

 

この言葉は禅の言葉のようですが、

 

道元禅師が

毎朝、汚れていようといまいと、顔を洗う。

きょうは顔が汚れていないからやめておこうというのではなく、

毎日きちんと洗っていくところに意味がある。

と説かれたそうです。

 

これは、汚れているからやる、汚れていないからやらない、

という損得の世界を超越した言葉です。

 

私はよく、手段と目的を混同しないように、

「何のために?」という目的の話をしますが、

 

ともすると「何のために?」にという目的に囚われてしまい、

 

この手段は目的につながるかどうか・・・と、

目的と手段の因果関係で考えすぎることにもつながりかねません。

 

そうではなく、

汚れのあるないにかかわらず掃除をすることが目的でもあり手段でもある。

 

そんな世界もあります。

 

これは恐らく文章では伝わらず、やった人にしかわからない世界かもしれません。

 

 

話は戻り、昨日の公園掃除で、

葉がすべて落ちたイチョウの木をふと見上げると、ん??と違和感を感じました。

 

イチョウの木の枝に大きな石が挟まっていたのです。

 

石の色は、木の枝と同じような色、

擬態動物のようにどこにあるかわかりません。

 

予想でしかありませんが、

近くに空になったハチの巣があったため、

木の上にあったハチの巣を落とそうと、子どもたちが石を投げていて挟まってしまったのでしょう。

 

このままでは危険だと判断し、

雪&つらら落とし用に購入した用具を使い、石をとることができました。

 

 

通常では想像できない木の枝に挟まった大きな石。

 

この石が何かの拍子に下に落ち、

下にいる人にぶつかったりすれば大惨事でしょう。

 

山口県にある朴の森の中に「耕心の里」という施設がありますが、

そこに掲げられている円覚寺の横田南嶺管長の書で、

 

「無事是貴人」という言葉があります。

 

私が大切にしている言葉の一つで、以前もこのブログで紹介していますが、

 

何も事が起こらない=事が起こる前、に処理をするのが本当に貴(尊)い人だ、

という意味の言葉です。

 

今回、不染汚の心でゴミがほとんど落ちていなくても公園を掃除し、

石に気づき処理できたことで、何も事が起こる前に処理をすることができました。

 

中学校小学校のマスクのゴミも同じ。

 

短期的には、風で敷地外に飛んでいく前に処理をする。

長期的には、子どもたちの心を荒ませる前に処理をする。

 

 

経営でも人生でも、私はいつも何か大事が起こってから、

これはおかしい、これはまずい、と気づいて処理をしてきた私。

 

少しずつ少しずつ、小事のうちに気づいて処理をするように、

そしていずれは、事が起こる前に手を打つことができる「貴人」を目指して、

「不染汚」に取り組んでまいります。

 

 

それでは本日も、

思いやりと感謝に満ち溢れる、佳き一日を過ごしましょう!

 

鈴木 陽介 拝

 

 

一日一感謝

 

・両親

 いつも気にかけていただき、ありがとうございます。

・妻

 土曜日のお仕事、いつもありがとうございます。

・妻のご両親

 娘たちと遊んでいただき、いつもありがとうございます。

 

【家族日記】

妻 〇歳10か月(2/8生まれ)

長女 9歳6か月(6/9生まれ)

次女 4歳11か月(1/3生まれ)

 

昨日は長女から

「次女にだけやさしい」と言われ、泣かれてしまいました(;^_^A

 

そんなつもりはないのですが、

ここ最近、少し自分勝手な行動が目立つ長女。

 

「子は親を映す鏡」という言葉の通り、

私にも自分勝手な行動が目立っている、ということだと自省しています。

 

さて、怒らずにどう導くかが課題です。

 

 

~大切にしている言葉~

 

「人生、今日が初日」

「前へ、前へ」

「一期一会」

「益はなくとも意味はある」

「大きな努力で、小さな成果を」

「人生において2点間の最短距離は直線ではない」

「回り道が人を育てる」

「素直な心に花が咲く」

「志は高く、身は低く、実践は足元から」

「人生はにこにこ顔の命がけ」

「生きよう今日も喜んで」

「面倒だから、しよう」

「小さなことに大きく感謝する」

「終身路を譲るも、百歩を枉げず」

「与えられた枠を使い切らない」

「選んだ道が一番いい道」

「人生で起きることはすべて佳きこと」

「雨の夜でも天には星」「春の来ない冬はない」

「困難にも感謝する」

「永遠の一瞬」

「微力ではあるが無力ではない」

「積み重ね つみ重ねても またつみかさね」

「ひとつを励めば、すべてが変わる」

「心温かきは万能なり」

「心あるところに宝あり」

「人生は喜ばせごっこ」

「毎日、できるだけ、少しずつ、私が」

「己を愛するは善からぬことの第一也」

「本物は続く、続けると本物になる」

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」

「攀念智を持たない」

「美点凝視」

「自分を守ると弱くなる」

「真に学ぶということは日常生活の変化」(思いやりの行動が増えること)

「コツコツカツコツ」

「できるだけ譲る」

「微差大差」「積小為大」

「凡事徹底」

「人の役に立つことこそ幸せ」

「真の思いやりとは自分にとって大切なものを差し出すこと」

「真の思いやりは見返りを求めない」

「運命は人格のなかにある」

「もし、あなたと同じ考え方の人間が増えれば

 この国はよくなると思いますか?」

「魅は与によって生じ、求によって滅す」

「当たり前のことを当たり前に行い続けることは尊い」

「人の幸せの上に、自分の幸せを築きなさい」

「絶対必然、絶対最善、絶対感謝」

「百歩前進、九十九歩後退。それでも一歩進んでいる」

「無事是貴人」「不染汚」

「わざわざに価値がある」

「人生は心ひとつの置きどころ」

「余生ではなく与生を生きる」

「利他の歩みこそ、より大きな自己実現への道」

「真の強者は弱者にやさしい」

「最も身近な人を幸せにすることは最も難しいことであり
 それ故に最も価値のあることである」

「雨垂れ石を穿つ」

「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」

「不愉快のかわりにほほえみを」

「大海に水一滴」

「高きに灯ともす 人間の高さにともす」

「耳順」

「日本を1ミリでも良くしたい」

「深山の桜」

「喜者皆美」

「一人光る 皆光る 何も彼も光る」

「高きに灯ともす 人間の高さにともす」

「物買って来る 自分買って来る」

「相逢先一咲」

「素直」

「和敬清寂」

「口ではなあ」

「一人仁 一人譲」

「日々是新」

「氣恩・感恩・報恩」

「天下のために十銭を惜しむ」

「人生一書生」「一生生徒」

「大志大忍」

「忘己利他」「忘己愛他」

「末広がりの年輪経営」

「徳は孤ならず、必ず隣有り」

「寛容」

「実行有言」

「心を込めて、丁寧に」

 

岩手県花巻市から

末広がりの幸せをトコトン追求する会計事務所・税理士

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