Vol.2750 「思わないといけない」が自然とできるような人間を目指し、茶道に学ぶ。

 

おだやかさまです。

 

 

昨日は

クリスマスお茶会・・・

 

ではなくお茶のお稽古。

 

先生も今年最後のお茶のお稽古とのことでしたので、稽古納めということになります。

 

昨日も学びばかりで小出しにしたいところではありますが、

備忘記録もかねて新鮮なうちに出すのが大事ですから、

本日は話題がたくさんあります。

 

 

まずは床の間に飾ってあった今回の掛け軸は「無事」でした。

 

今年一年無事で過ごせたことへの感謝。

そして、来年も無事に過ごすことができますように、との願いを込めて飾ってくださったとのことです。

 

今回はいちばん最初に到着して茶席に入ったこともあり、

最初から先生が作法をいろいろと教えてくださいました。

 

そのなかでも印象に残っているのが「扇子」の意味。

 

茶道では閉じた扇子をことあるごとに使いますが、扇子は結界を表しています。

 

結界の扇子を自分と相手の間に置くことで、相手への敬意を示し、自分がへりくだる。

 

「へりくだる」とは「謙る」「遜る」と書きます。

 

つまりは自我を抑え、自分を控えめにすること。

扇子を手に取るたびに、譲る心を思い出すことができます。

 

そんなこんなでお稽古がスタートしましたが、

今回は生徒さんへ茶道を教えているTさんもお客として参加してくださり、

いつもとは違う空気感で茶席を味わうことができました。

 

私がいちばん感じたのは真剣度。

 

気づきと気遣いを何一つもらすまい、と常に気を配っている雰囲気が伝わってきます。

 

例えば、お茶碗の絵柄。

 

私は全く気づきませんでしたが、床の間に飾ってあるお花と同じ「椿」

 

Tさんはすぐに気づき、すかさず先生に話題を振っていました。

 

 

先生はいつも「思わないといけない」という表現をよく使います。

 

それは、相手が今こういう状態なのだから、

 

次はこうなるだろうな

これを聞いてほしいだろうな、

これをやったら助かるよな・・・

 

と気づいて気配りをしないといけない、ということです。

 

 

お点前の流れをまだ理解していない私は、何も気づくことができず。

 

自分がお点前をスムーズにできるようになり、

お客をもてなして喜んでいただくために学ぶのではなく、

 

まずは最低限お手前の流れを理解することで、

もてなしてくださる亭主や、ご一緒させていただいているほかのお客を不快にさせないことにつながると、

改めて深く感じました。

 

そんな昨日は、

茶道をやっていないと一生のうちにお目にかかることもないかもしれない、

「台天目」のお点前にご相伴させていただきました。

 

台天目の内容を深掘りはしませんが、

天目台という台の上に天目茶碗を乗せて扱うお手前で、

位の高い人や神様にお茶をお供えするときにする特別なものです。

 

もちろん使う道具も特別で、

例えば茶杓も、節のない「真の茶杓」というものを使います。

 

これも昨日教わったのですが、(以前も教わっているかもしれません)

茶道では「真・行・草」という言葉がよく使われます。

 

もともとは書道の用語とのことで、

本来の形(楷書)が「真」

「真」を少し崩したのが「行」(行書)

さらに崩したのが「草」(草書)といえばイメージが付きやすいかと思います。

 

転じて茶道では、例えばお辞儀だと、

真のお辞儀は最敬礼、行のお辞儀は軽い挨拶、草のお辞儀はさらに軽い会釈のようなもの。

 

どれがいい悪い、格が高い低いということではなく、

場にふさわしいものが考えられているということです。

 

 

今回、勝手ながら私自身の気づきレベルに当てはめてみると、

 

会社や家では気づきが多い方だと勝手に感じていましたが、

お稽古に来ると、私の気づきレベルは「草」にも満たないことがわかります。

 

まずは最低限周囲を不快にさせない「草の気づき」へ。

 

そして、安心を感じていただける行の気づき、

さらには、喜んでいただける真の気づきへと深めていかねば・・・

 

と心から感じました。

 

「思わないといけない」が自然とできるように。

 

 

ちなみに昨日は、有難いことにお手前もさせていただきました。

 

二回目のお点前ですが、

粗相ばかりで先生から逐一教えていただきながら、

こう来たらこう、と型だけを覚えるのではなく、

「この流れだとこう思わないといけない」と察することが、やりながら少しだけわかってきました。

 

お客がこちら側にいるからお尻を向けないようにこっちから回る。

次はこの動作だから道具をここに置く、などなど。

 

 

最後に香炉を整えるのを拝見して終了。

 

お香を入れる「香合」は辰年ということで龍の香合でした。

 

「この香合にお目にかかるのは次は12年後。またみんな元気でお目にかかれるといいですね」

 

という先生の一言に「一期一会」という言葉がパッと浮かびました。

 

ご一緒させていただいている方に対してはもちろん、

一つひとつの道具に対しても、

 

「もう二度とお目にかかることがないかもしれない」

という一期一会の気持ちで接することができているか。

 

自分はまだまだだな、と未熟さを教えていただきました。

 

 

そんな密度の濃いあっという間の3時間半。

 

茶道は決して趣味でやっているわけではなく、

松下幸之助経営塾からの流れで、

素直な心を会得し、思いやりの心を育み、気遣いができる人間になるために学んでいます。

 

お稽古から戻ってすぐの私は、

きっとほんの少し素直に、優しくなっていることでしょう(笑)

 

私にとっては志・生き方につながる大切な時間。

 

正座のできない私のために、

毎回立礼でお付き合いくださる先生、そしてお仲間の皆さまへの感謝を忘れずに、

来年も引き続きお世話になります。

 

 

それでは本日も、

思いやりと感謝に満ち溢れる、佳き一日を過ごしましょう!

 

鈴木 陽介 拝

 

 

一日一感謝

 

・両親

 いつも気にかけてメッセージをいただき、

 ありがとうございます。

・妻

 夕食の準備など、

 いつもありがとうございます。

・奈津美さん

 年末調整などに取り組んでいただき、

 いつもありがとうございます。

・澄江先生、鎌田さん、古賀さん、橘木さん

 一期一会の貴重なお時間をご一緒していただき、

 ありがとうございます。

 

 

【家族日記】

妻 〇歳10か月(2/8生まれ)

長女 9歳6か月(6/9生まれ)

次女 4歳11か月(1/3生まれ)

 

昨日から長女は冬休み。

 

クリスマスプレゼントにサンタさんからもらった初めてのゲーム「ぷにるんず」

 

お世話にをしないと溶けてしまう、という設定のようで、

気にしてしまう要素をかなり兼ね備えていますので・・・

 

優先順位をしっかりと決め、

いつでも気になってお世話をしたい自分の弱さに打ち克つ練習です。

 

さて、私は私で、怒らないで導けるように顔晴ります!!

 

 

~大切にしている言葉~

 

「人生、今日が初日」

「前へ、前へ」

「一期一会」

「益はなくとも意味はある」

「大きな努力で、小さな成果を」

「人生において2点間の最短距離は直線ではない」

「回り道が人を育てる」

「素直な心に花が咲く」

「志は高く、身は低く、実践は足元から」

「人生はにこにこ顔の命がけ」

「生きよう今日も喜んで」

「面倒だから、しよう」

「小さなことに大きく感謝する」

「終身路を譲るも、百歩を枉げず」

「与えられた枠を使い切らない」

「選んだ道が一番いい道」

「人生で起きることはすべて佳きこと」

「雨の夜でも天には星」「春の来ない冬はない」

「困難にも感謝する」

「永遠の一瞬」

「微力ではあるが無力ではない」

「積み重ね つみ重ねても またつみかさね」

「ひとつを励めば、すべてが変わる」

「心温かきは万能なり」

「心あるところに宝あり」

「人生は喜ばせごっこ」

「毎日、できるだけ、少しずつ、私が」

「己を愛するは善からぬことの第一也」

「本物は続く、続けると本物になる」

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」

「攀念智を持たない」

「美点凝視」

「自分を守ると弱くなる」

「真に学ぶということは日常生活の変化」(思いやりの行動が増えること)

「コツコツカツコツ」

「できるだけ譲る」

「微差大差」「積小為大」

「凡事徹底」

「人の役に立つことこそ幸せ」

「真の思いやりとは自分にとって大切なものを差し出すこと」

「真の思いやりは見返りを求めない」

「運命は人格のなかにある」

「もし、あなたと同じ考え方の人間が増えれば

 この国はよくなると思いますか?」

「魅は与によって生じ、求によって滅す」

「当たり前のことを当たり前に行い続けることは尊い」

「人の幸せの上に、自分の幸せを築きなさい」

「絶対必然、絶対最善、絶対感謝」

「百歩前進、九十九歩後退。それでも一歩進んでいる」

「無事是貴人」「不染汚」

「わざわざに価値がある」

「人生は心ひとつの置きどころ」

「余生ではなく与生を生きる」

「利他の歩みこそ、より大きな自己実現への道」

「真の強者は弱者にやさしい」

「最も身近な人を幸せにすることは最も難しいことであり
 それ故に最も価値のあることである」

「雨垂れ石を穿つ」

「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」

「不愉快のかわりにほほえみを」

「大海に水一滴」

「高きに灯ともす 人間の高さにともす」

「耳順」

「日本を1ミリでも良くしたい」

「深山の桜」

「喜者皆美」

「一人光る 皆光る 何も彼も光る」

「高きに灯ともす 人間の高さにともす」

「物買って来る 自分買って来る」

「相逢先一咲」

「素直」

「和敬清寂」

「口ではなあ」

「一人仁 一人譲」

「日々是新」

「氣恩・感恩・報恩」

「天下のために十銭を惜しむ」

「人生一書生」「一生生徒」

「大志大忍」

「忘己利他」「忘己愛他」

「末広がりの年輪経営」

「徳は孤ならず、必ず隣有り」

「寛容」

「実行有言」

「心を込めて、丁寧に」

 

岩手県花巻市から

末広がりの幸せをトコトン追求する会計事務所・税理士

税理士事務所ランニングパートナーズ

 

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