おだやかさまです。
先日の稽古の後、
お茶の先生から嬉しいお言葉をいただきました。
当日は参加者から「男点前を見たい」という要望もあり
当然一人しかいない男の私に白羽の矢が立ち、
恥ずかしながらお点前をさせていただいたのですが、
お点前2回目の私は、
もちろん先生におんぶに抱っこどころか、すべてを助けてもらう始末。
それでも、
何もわからない私に丁寧にお付き合いくださった先生は、
”
短いお稽古期間だったのに、とてもよく出来ていました。
月一回で、まだ数回のお稽古なのに、大したものですよ。
”
絵文字たっぷりのあたたかいメッセージをくださったのです。
こんな私にまであたたかい言葉をかけてくれる先生。
今年も時間をつくって通おうと思います。
さて、
「お稽古」と「会社」「家庭」は全く違いますので、
今日のお話は、上記のエピソードとは切り分けて考えていただければと思います。
尊敬する新将命さんから
「八褒め、二叱り」ということを教えてもらった私ですが、
会社の中では、意図的に「褒める」ということをしません。
いくつか理由がありますが、大きく三つ上げると
一つ目は私自身の視点で、
「操作主義」の罠に陥りたくないこと
二つ目は相手の視点で、
私なんかに褒められても嬉しくないだろう、と思っていること
(人はすぐに慣れる)
三つ目も相手の視点で、
もし褒められて嬉しかったとしてもそれは一時的なもので、
「褒める」という行為は外からの動機付けでしかないからです。
この三つはすべてつながっていますが、
一つ目の「操作主義」を中心に少し説明をすると、
どうしても上司と部下の関係性だと、
いくら気をつけていたとしても、
相手をこうしたい!という操作主義が働いてしまうものです。
先日、フェイスブックの投稿を見ていたところ、
私が採用教育に力を入れるきっかけをくださり、
その後も経営哲学を学ばせていただいているネッツトヨタ南国の横田英毅相談役が
”
ある人が誰かに教える時
彼らが本当に行っているのは
「服従の要請である」
”
という言葉を使って講義をしている写真を見ました。
大事な視点だな、と思いすぐに写真を保存したのですが、
自分自身に長年染みついたクセがある状態で、
「この人には(私や会社のために)こうなってほしい」
そんな下心で教えたり褒めたりしていないか、ということだと解釈しました。
マネジメント等を含め、あり方を学ばせていただいている田坂広志さんは、
「操作主義」について大変わかりやすい例を出してくださっています。
例えば私が奈津美さんに対して、色々と褒めたとします。
「昨日のお客さま対応は素晴らしかったですね。
すごい喜んでくださっていましたよ。」
「今日の仕事、丁寧で素早くてとてもよかったですよ」
その言葉を聞いて奈津美さんは、
「上司に褒められた」と一瞬意欲が高まるかもしれません。
あるとき、私のカバンの中にフセンだらけの本がチラッと見えます。
題名を見ると、
「部下のやる気を引き出す”ほめる技術”」
そうすると奈津美さんはどんな気持ちになるでしょうか?
私の褒め言葉を素直に受け取る気持ちになるでしょうか?
考えすぎかもしれませんが、
「最近よく褒めるのは、そういうことか・・・」
と感じ、次からは褒められるたびに冷めた気持ちになってしまうかもしれません。
「褒める」というのはあくまでも人から与えられるものですから、
もし「褒められばければやらない」という人間になったとしたらどうでしょうか?
これは子どもと接するときに気をつけている部分ではありますが、
もしかしたら、
報酬がなければやらない、という「今だけ、金だけ、自分だけ」の、
寂しい人間に成り下がってしまう危険さえあります。
「褒める」一つとっても、
上司や親の一言に、その人の人生がかかっている。
この一言で、
相手の素晴らしい可能性が拓いてほしい。
そして何よりも、自らの手で素晴らしい人生を切り拓いていってほしい。
そう考えながら、一言一言に命懸けです。
(振り返ると、毎日反省ばかりですが・・・)
それでは本日も、
思いやりと感謝に満ち溢れる、佳き一日を過ごしましょう!
鈴木 陽介 拝
一日一感謝
・両親
いつもブログを読んでメッセージをいただき、
ありがとうございます。
・妻
夕食の準備など、
いつもありがとうございます。
・奈津美さん
自ら考えて仕事に取り組んでいただき、
いつもありがとうございます。
・筏さま、阿部さま
貴重なお時間をご一緒していただき、
いつもありがとうございます。
【家族日記】
妻 〇歳11か月(2/8生まれ)
長女 9歳7か月(6/9生まれ)
次女 5歳(1/3生まれ)
昨日は朝から、
娘たちの準備と出発時間について妻と白熱し、
長女に
「朝から夫婦喧嘩しないでよ!」と指導を受けました(笑)
そもそも時間のないときに、
穏やかに相手の話を聞くのは難しい・・・
朝は「はい、わかりました」と自分の中に受け入れて、
後で時間をとって話をするのがよかったと深く反省しました。
素直さにはまだまだ程遠い私です(;^_^A
~大切にしている言葉~
「人生、今日が初日」
「前へ、前へ」
「一期一会」
「益はなくとも意味はある」
「大きな努力で、小さな成果を」
「人生において2点間の最短距離は直線ではない」
「回り道が人を育てる」
「素直な心に花が咲く」
「志は高く、身は低く、実践は足元から」
「人生はにこにこ顔の命がけ」
「生きよう今日も喜んで」
「面倒だから、しよう」
「小さなことに大きく感謝する」
「終身路を譲るも、百歩を枉げず」
「与えられた枠を使い切らない」
「選んだ道が一番いい道」
「人生で起きることはすべて佳きこと」
「雨の夜でも天には星」「春の来ない冬はない」
「困難にも感謝する」
「永遠の一瞬」
「微力ではあるが無力ではない」
「積み重ね つみ重ねても またつみかさね」
「ひとつを励めば、すべてが変わる」
「心温かきは万能なり」
「心あるところに宝あり」
「人生は喜ばせごっこ」
「毎日、できるだけ、少しずつ、私が」
「己を愛するは善からぬことの第一也」
「本物は続く、続けると本物になる」
「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」
「攀念智を持たない」
「美点凝視」
「自分を守ると弱くなる」
「真に学ぶということは日常生活の変化」(思いやりの行動が増えること)
「コツコツカツコツ」
「できるだけ譲る」
「微差大差」「積小為大」
「凡事徹底」
「人の役に立つことこそ幸せ」
「真の思いやりとは自分にとって大切なものを差し出すこと」
「真の思いやりは見返りを求めない」
「運命は人格のなかにある」
「もし、あなたと同じ考え方の人間が増えれば
この国はよくなると思いますか?」
「魅は与によって生じ、求によって滅す」
「当たり前のことを当たり前に行い続けることは尊い」
「人の幸せの上に、自分の幸せを築きなさい」
「絶対必然、絶対最善、絶対感謝」
「百歩前進、九十九歩後退。それでも一歩進んでいる」
「無事是貴人」「不染汚」
「わざわざに価値がある」
「人生は心ひとつの置きどころ」
「余生ではなく与生を生きる」
「利他の歩みこそ、より大きな自己実現への道」
「真の強者は弱者にやさしい」
「最も身近な人を幸せにすることは最も難しいことであり
それ故に最も価値のあることである」
「雨垂れ石を穿つ」
「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」
「不愉快のかわりにほほえみを」
「大海に水一滴」
「高きに灯ともす 人間の高さにともす」
「耳順」
「日本を1ミリでも良くしたい」
「深山の桜」
「喜者皆美」
「一人光る 皆光る 何も彼も光る」
「高きに灯ともす 人間の高さにともす」
「物買って来る 自分買って来る」
「相逢先一咲」
「素直」
「和敬清寂」
「口ではなあ」
「一人仁 一人譲」
「日々是新」
「氣恩・感恩・報恩」
「天下のために十銭を惜しむ」
「人生一書生」「一生生徒」
「大志大忍」
「忘己利他」「忘己愛他」
「末広がりの年輪経営」
「徳は孤ならず、必ず隣有り」
「寛容」
「実行有言」
「心を込めて、丁寧に」
岩手県花巻市から
末広がりの幸せをトコトン追求する会計事務所・税理士
税理士事務所ランニングパートナーズ
https://www.running-partners.com/