Vol.2776　「自分さえ良ければ」を「あなたさえ良ければ」に近づける努力をしましょう。

 

おだやかさまです。

 

 

昨日のしあわせみらい会議では、

 

鍵山秀三郎さんの「正しく生きる」を読書会形式で進めました。

 

 

昨日共有したのは第3章「本物の豊かさを求めて」の中の

 

・消費者が「自覚なき加害者」になっている

・持てるお金の範囲で使うという生き方

・富者は仁ならず、仁者は富ならず

 

という箇所です。

 

 

私が尊敬する方はみな例外なく、

道徳のことばかりではなく、お金・経済のことを口にされます。

 

一言では言えませんが、あえて一言で表現するとすれば

 

会社としても、一人の人間としても、

お金を正しく得て、正しく使う、ということで、

そこに「美学・美意識」はあるか？ということです。

 

奈津美さんも触れておられましたが、

文章の中で印象に残ったのが

 

”

少しずつでもいいですから、

「私さえ良ければ」を「あなたも良ければ」に変えていくのです。

さらに、「あなたも良ければ」を「あなたが良ければ」に、

最後に「あなたが良ければ」を「あなたさえ良ければ」に変えていくことができれば、

世の中はたちまち良くなります。

”

 

という部分です。

 

基本的に何も学ばずに、自分を高めようとせずに普通に生きていれば、

人は「私さえ良ければ」という考え方が大半を占めるようになり、

 

考え方は生き方にそのまま影響しますから、

知らず知らずのうちに、自分さえ良ければという生き方になってしまいます。

 

稲盛和夫さんに言わせれば「利己100％」になってしまいます。

 

 

他者・他社のことはお構いなし、

自分さえよければ、と他者・他社を押しのけていく生き方をしていると、

関わる人も会社も心が荒み、結果として社会が荒みます。

 

そこを少しだけでも

「あなたも良ければ・・・」と利他の割合を増やすことができれば、

 

思いやりの行動が増えますから、

世の中はどんどん良くなっていきます。

 

 

では、どうすれば心を「利他」の方向に変えていけるのか。

 

私は2つの視点で考えています。

 

一つは自分の心を強くすること。

 

ここでいう強くとは、人に対しての強さではなく、

弱い自分、未熟な自分に打ち克つ強さのことです。

 

この自分の心に打ち克つ強さを身につけるには、大きく2つあります。

 

一つは、「大きな努力で小さな成果を」求める生き方をすること。

もう一つは、「自分の益にならないことに取り組む」ことです。

 

 

今の世の中に多く見られるように、

小さな努力で、努力以上の大きな成果を求める生き方に流されていては、

いつまでも心が安定せず、穏やかさを手に入れることはできません。

 

また、いくら大きな努力をしていたとしても、

それが「自分のため」だけの努力であったとしたら、

これも周囲との比較の世界に入りますから、いつまでも心が安定することはありません。

 

昨日、ある方からいただいたメールの中に「安易」という表現がありました。

 

安易の意味を調べると、

 

・努力しないでも、わけなく出来ること。たやすいこと。
・のんきなこと。いい加減なこと。

 

といったものが出てきます。

 

安易な道ばかり選んでいると、

いい加減な人生になり、どんどん先細っていきます。

 

先細りは、安定する「末広がり」とは真逆の不安定な道。

 

そして、いい加減に生きていると「手抜き」につながりますから、

「手抜きをすると心が荒む」の言葉通り、心が荒んでいきます。

 

それでは「手抜き」「いい加減」の逆は何か。

 

それが、自分の心を利他の方向に変えていくためにもう一つ大切な、

「丁寧」に生きる、ことです。

 

 

勘違いをしてほしくないのは、この「丁寧さ」は、

自分に対してではなく、人に向けた「丁寧さ」だということです。

 

つまりは周囲に対する「思いやり」。

 

このブログを通じて、何度も何度も繰り返しますが、

 

耕心塾で学んでいる素心学の思いやりの定義である、

周囲の人を不快にさせない、そして、安心と喜びを感じていただくこと。

 

これを、遠いところからではなく、

最も身近なところから少しずつ広げ、末広がりの形を作っていくのです。

 

周囲の人に対する思いやりを丁寧に丁寧に示していくと、

人間関係はもちろんよくなり、また、周囲に必要とされる人間になっていきますから、

自ずと心は安定します。

 

 

何事も、大きなことを一気にまとめてやろうとするのではなく

身近なところで、自分にできる小さなことから始めることです。

 

先日ある勉強会のチラシを見る機会がありましたが、そこには、

 

「一つでいい　一つがいい　小さな一つを　やりつづけよう」

 

と書いてありました。

 

「始める勇気」と「続ける根気」をもって、そして「打算はもたずに」

小さな一つを「丁寧に」やり続けましょう。

 

 

それでは本日も、

思いやりと感謝に満ち溢れる、佳き一日を過ごしましょう！

 

鈴木　陽介　拝

 

 

一日一感謝

 

・両親

　いつも気にかけてメッセージなどをいただき、

　ありがとうございます。

・妻

　夕食の準備や娘たちの入浴など、

　いつもいつもありがとうございます。

・安希子さん、悠眞くん

　いつも顔を出してくださり、

　ありがとうございます。

・奈津美さん

　お子さまが病気の中出社してくださり、

　ありがとうございます。

・髙橋さま、髙橋さま

　わざわざ弊社へお越しいただき、

　ありがとうございます。

 

【家族日記】

妻 〇歳11か月（2/8生まれ）

長女 9歳7か月（6/9生まれ）

次女 5歳（1/3生まれ）

 

ついに昨日で長女の冬休みが終了。

 

夜には、冬休みの課題もすべて完了し、

準備も自分で、リストを見ながらばっちり完了！

 

冬休み中の手伝いとして毎日布団を丁寧に準備してくれたり、

本当に娘たちの成長を実感します。

 

ラストのほうは毎日お弁当を作ってくれた妻にも感謝。

いつも遊んでくれる妻のご両親にも感謝。

 

本当に周囲に感謝することばかりです。

ありがとうございます！！

 

～大切にしている言葉～

 

「人生、今日が初日」

「前へ、前へ」

「一期一会」

「益はなくとも意味はある」

「大きな努力で、小さな成果を」

「人生において2点間の最短距離は直線ではない」

「回り道が人を育てる」

「素直な心に花が咲く」

「志は高く、身は低く、実践は足元から」

「人生はにこにこ顔の命がけ」

「生きよう今日も喜んで」

「面倒だから、しよう」

「小さなことに大きく感謝する」

「終身路を譲るも、百歩を枉げず」

「与えられた枠を使い切らない」

「選んだ道が一番いい道」

「人生で起きることはすべて佳きこと」

「雨の夜でも天には星」「春の来ない冬はない」

「困難にも感謝する」

「永遠の一瞬」

「微力ではあるが無力ではない」

「積み重ね つみ重ねても またつみかさね」

「ひとつを励めば、すべてが変わる」

「心温かきは万能なり」

「心あるところに宝あり」

「人生は喜ばせごっこ」

「毎日、できるだけ、少しずつ、私が」

「己を愛するは善からぬことの第一也」

「本物は続く、続けると本物になる」

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」

「攀念智を持たない」

「美点凝視」

「自分を守ると弱くなる」

「真に学ぶということは日常生活の変化」（思いやりの行動が増えること）

「コツコツカツコツ」

「できるだけ譲る」

「微差大差」「積小為大」

「凡事徹底」

「人の役に立つことこそ幸せ」

「真の思いやりとは自分にとって大切なものを差し出すこと」

「真の思いやりは見返りを求めない」

「運命は人格のなかにある」

「もし、あなたと同じ考え方の人間が増えれば

　この国はよくなると思いますか？」

「魅は与によって生じ、求によって滅す」

「当たり前のことを当たり前に行い続けることは尊い」

「人の幸せの上に、自分の幸せを築きなさい」

「絶対必然、絶対最善、絶対感謝」

「百歩前進、九十九歩後退。それでも一歩進んでいる」

「無事是貴人」「不染汚」

「わざわざに価値がある」

「人生は心ひとつの置きどころ」

「余生ではなく与生を生きる」

「利他の歩みこそ、より大きな自己実現への道」

「真の強者は弱者にやさしい」

「最も身近な人を幸せにすることは最も難しいことであり
　それ故に最も価値のあることである」

「雨垂れ石を穿つ」

「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」

「不愉快のかわりにほほえみを」

「大海に水一滴」

「高きに灯ともす　人間の高さにともす」

「耳順」

「日本を１ミリでも良くしたい」

「深山の桜」

「喜者皆美」

「一人光る　皆光る　何も彼も光る」

「高きに灯ともす　人間の高さにともす」

「物買って来る　自分買って来る」

「相逢先一咲」

「素直」

「和敬清寂」

「口ではなあ」

「一人仁　一人譲」

「日々是新」

「氣恩・感恩・報恩」

「天下のために十銭を惜しむ」

「人生一書生」「一生生徒」

「大志大忍」

「忘己利他」「忘己愛他」

「末広がりの年輪経営」

「徳は孤ならず、必ず隣有り」

「寛容」

「実行有言」

「心を込めて、丁寧に」

 

岩手県花巻市から

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